部室から出ると、ジニア先生からテラレイドについてわかったことがある、と連絡が来ますた。
どうやらパルデアの大穴からエネルギーが放射されて、黒い結晶になる?みたいで。
挑むなと言われるとこのチャンピオンヒカル、行ってみたくなっちゃうんですがねえ?←
いやあ ふくみを 持たせてる
場合じゃ ないんですってえ
まきこんでおいて すみませんが
危険なんですからねえー!
黒い結晶 ダメ 絶対ー!
言葉を濁したら強めに怒られてしまいますた。汗
さて、ポケモン探しはやめて食堂に行ってきますね。
豹変したスグリとご対面
食堂に向かうと。
いらっしゃいました、元チャンピオンのカキツバタさん。
着てるジャージ?かっけえなあ、とか思ってたら座るように促されたので、失礼ながら隣に腰かけせて頂きました。
近くで見るとテライケメンだなあ…なんて横顔を眺めながら、おすすめの定食の話をした後。わりかし真面目トーンでカキツバタさんはボクに聞きます。
その強さなら頂点を目指せる、と。
チャンピオンになるつもりなんて毛頭なかったけど、リーグに参加してほしいと言われたら、血が騒いじゃって何か断れねえな?←
理由はわからんが、この人に言われるとウンウン、って自然に頷いてしまう…不思議だ…
彼の視線の先にいたのは……。
一緒にメシでもどうよ?というカキツバタさんの誘いに、
そんなヒマ あるなら
少しでも ポケモン 強くしたら?
だから
俺に 負けるんだよ
こう答えたのは、ボクが出会ったのとは違う、冷たい顔をしたスグリだった…。
ブルベリーグへの強制参加が決定
さっすがカキツバタさん、スグリのデカい態度にも全く動じねえ。この人めちゃくちゃ肝据わってる、だてに3回留年してねえな←ソコジャナイ
ただね、大好きなお友達がいてもむずかしいかぁ、ってボクを紹介された時のこの顔は、あの頃のままな気がして。胸が、痛いね…。
そしてこの人をボクは初めて怖いと思いましたよ。。
こんな、四天王もチャンピオンもいる前でリーグに参戦しろなんて言われたら、断れないこと知っててわざとかーい!
でも、決めたんだよボクは。ゼイユさんの笑顔を取り戻したいから、絶対に参加する。
と、ゆーことで。
ブルベリーグに参加するには受付でエントリーの手続きが必要だと言われたので行ってみると。
お姉さんに、留学中で正式な生徒じゃないようですが?と困り顔されてしまいますた。。
カキツバタさんが助け船を出してくれたんだけどさ、兄さん、発言に信憑性がないって疑われてまっせ?!笑
おー、困った時のスグリ助かるぅ!笑
ここへ来たのはボクを助けるためじゃなくて、ヒカルと戦えるのは俺にとっても望むところだから、なんて言うけども。
助けに来てくれたってのが本音、だよね…?
……ま、こう吐き捨てられたんですがね。
初めて会った時はボクの強さに憧れてたみたいだけど、それも嘘だったのかな…
確かに大人しそうなわりには芯が強いというか、自分を持ってる子だなあとは思ったし、オーガポンに黙って会ってたことは今でも申し訳なく思ってるけど。
冷たい目をした、ボクの知らないスグリ。
鬼…オーガポンに異様なまでに執着して、結果鬼に取り憑かれてしまったかのように別人へと変貌してしまったスグリ。
彼の本来の姿を取り戻すためには、悪いけど、徹底的に打ちのめすしか方法はないよな?
ゼイユさんはこう言うけど。男にはなあ、やるしかない時があんの!それが今なの!
だから待っててよ、必ずボクが、スグリのことを救ってみせるから。
予告
無事エントリーが完了したとのことで、さっさか四天王を撃破してスグリとテッペンで戦り合っちまいましょー!
ネモさんを思い出せ…オモダカさんを思い出せ…
パルデア最強女子たちの胸を借りて強くなったんたから、同性に負けるのは恥だよな!
人懐っこい笑みをくれたこの、一番強いであろう彼を最後の踏み台にすることにしていざ、ヒカルくんのブルベリーグ挑戦、スタートです!