前回のラストで、とっさにスグリに隠し事をしちゃったんだけどさ。
悪口言ってたんだろ、って寂しそうに去っていく背中が何だか切なくてね。。
そうじゃない、って早く伝えたいのに…!
モヤモヤな気持ちを抱えたままの、スタートです。
二人だけの秘密
何でゼイユさんがスグリに本当のことを言わなかったのかと言うと。
スグリが鬼のことを大好きすぎるから、二人だけが会ったなんて知ったら嫌なんじゃないかな、って、彼女なりに弟のことを思ってのことだった。
……うーん、でもそれは違うんじゃないかなぁ。
なんて反論する前に隠しちゃったもんはしょうがないから、拾ったお面もしばらく見せないでと念を押されてしまいますた。
ゼイユさんって時々コワイよね。。
いや、年上だから当たり前なんだろうけども。
スグリと合流した帰り道、たぶんボク、上の空だったと思う。本当のことを言えなくてごめん、その罪悪感みたいなものが全然消えてくれなくて、苦しかったから。
そんな中公民館に戻ると、ブライア先生が安定のテンションで出迎えてくれたので少しだけ気が紛れました。笑
朝からゼイユさんと鉢合わせ
翌日。今日はオリエンテーリングの続きをすっぞ!と意気込んで出発すると、ゼイユさんがボクを待ち構えていました。
昨日のことは誰にも言ってないか?とまた強く聞かれたので言ってない、まっすぐ彼女の目を見て答えます。
家にお面を持って来いと言われたので行ってみると、ちょうどスグリが起きてきたタイミングで。
残りの看板を見に行こうと誘ってくれたのに、ゼイユさんがどっか行ってな!ってキツく叱るから。。
ヒカルはあたしに用がある、なんて言うから、、
スグリ、いなくなっちゃったよ…!
もちろんこの里の子だから心配はしてないけど、あれ、たぶんというか絶対傷ついてたよね…?
どんどん胸が苦しくなってきたけどそんなことより、ってゼイユさんに急かされたので、例のお面をおじいちゃんに見せてみると。
やっぱりそうなんだ、あの子が…。
でも、どう見ても語り継がれてる鬼のイメージとはかけ離れてるんだよなあ、、はて、、
実はね。
代々おじいちゃんの家系に語り継がれてきたのは、今伝承されている歴史とは逆だったんだって。
ともっこと称えられた3匹のポケモンたちは、鬼…もといオーガポンと連れの男が持っているお面を奪い取りに来て、それで。
敵討ちのために必死の形相で3匹を追いかけたオーガポンが、悪者として伝承されてしまったんだね…。
村の人たちはともっこを神と崇めてるから、このことは誰にも言ってはいけない…それはわかる。でも、スグリに伝えるのも今じゃだめなのかな?
おじいちゃんの話は、さらにヒカルくんの心に影を落とすこととなりました。
ギクシャクした関係
桃沢商店の前にいるスグリを見つけて、昨日の続きを提案しようと声をかけたら。
何だか、きごちない…?
しかもねーちゃんとどんな話してたの?の質問にいろいろ!と答えると。
真顔の間、フツーに怖かった。。
最後の看板は楽土の荒地ってとこにあるらしい。とりあえず今は、何も考えずに課題に集中しよう。
マップで目的地設定しましたがさ。
山の先なんてさ、もうこれはミライドンで飛ぶっきゃないっしょ!すんげえ過酷な場所にあるけどスグリ、本当に着いてこれんのか??
なんて思いながらも無事、目的地にたどり着いたぜぃ☆
さみしい場所、スグリはここのことをそう言います。確かにな…とは言えずに黙っていたら、3度目の勝負を挑まれました。
何度戦ったって、ボクはきみに負けない。
幾度となく困難を共にしてきた仲間たちとの絆は、そう簡単に切れることはないからね。
ボクに負けたきみは、自分が弱いからだと言ったけど。
そうじゃないよ…、ボクがこれだけ強いのは、一言では言い表せないくらいのたくさんの経験をしてきたからであって。
そんなに、自分を追い詰めないでほしいよ。
看板には、鬼に会ったら最期、魂を抜かれてしまうと書かれていました。
さっき聞いたからそれは嘘だとわかってるだけに、読むのが辛かったな。。
でも、スグリもあの話を知らなくても直感的に思ったらしい、、ここに書いてあることは好きじゃないって。鬼もさみしかったはずだ、ひとりだけのけ者にされたから…って。
と、ここで。ボクの中で嫌な予感が生まれました。
それは本当に聞き取れるか否かの小さな声だったけど、確かにスグリの声でヒカルもそうだ、って言ったよね。
たぶんスグリ、あの時、どっかに行ったフリして物陰に隠れて聞いてた…んだろ?
その証拠に、後で見返したら3枚目の写真には目つきの悪いスグリが写ってますた。。
モーニングコール、悪魔のコール
ポケモンもっと強くするから、帰るね。抑揚のないトーンでそう呟いたスグリの言葉が頭から離れなかったのに、朝までぐっすり眠っちゃうとは。
そんな中、ゼイユさんの本来のパートナーの子がボクを呼びに来てくれたんだけどね。
ペアの ぼくを 差し置いて
家に 招かれるなんて……
きみたち どういう関係?
と疑われてしまいました。笑
でも、すぐ向かうのはなーんとなく気が重くてねえ。。
手持ちのメンバーを変えたりして、寄り道しながら向かいマース!笑
予告
遊んでから家に行ったらゼイユさんに怒られますた!笑
いやいや、当たり前なので返す言葉もございません。。
それより、お面を完全に修復するにはひとつ素材が足りないらしく、てらす池なる場所に沈んでるけっしょうのかけらというものが必要だとおじいちゃんが言ってたので。
次回は、お面復活の最後のピースを探す旅に出てきます!